紅葉狩りとは、紅葉を見物しに出かけることです。

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紅葉のうんちくを楽しもう

●紅葉狩りって何?●

紅葉狩りとは、紅葉した葉を採るのではなく、紅葉を見物しに出かけることです。日本人は古くから紅葉狩りを楽しんでいました。奈良時代の「万葉集」には紅葉狩りの歌がたくさんありますが、どれも黄葉のことを詠んでいます。奈良時代の紅葉といえば「黄色」だったのです。これは、当時、貴族たちが重用していたのが中国文化で、中国では黄色を尊重していたからでしょう。
赤色は平安時代になってから人気となりました。貴族たちの間で紅葉を眺める宴を催し、和歌の勝負をする「紅葉合」が盛んになり、京都には多くの落葉樹が植樹されました。
江戸時代になると、殿様が家来と一緒に紅葉の名所を訪ねて楽しみました。殿様が植樹した名所が現在も私たちの目を楽しませてくれるのはありがたいことです。やがて庶民にも広がり風物詩として定着していったようです。
明治時代以降となると、現代のように紅葉狩りのために旅行するようになります。紅葉狩りをかねて温泉地に逗留する文人なども、少なくなかったようです。

●紅葉の代表木は?●

紅葉の代名詞といえばイロハカエデ(イロハモミジ)です。一般に紅葉というと、このイロハカエデを指すのが普通です。そもそも紅葉(モミジ)とは、紅葉(コウヨウ)するの意味で、紅葉する樹木全体を指して呼んでいたのが、いつしか代表のカエデの別称として使われるようになったのです。
ちなみに「カエデ」とは「蛙手」が訛ったもの。そういえば、葉の形が蛙の手に似ていますよね。また、「イロハカエデ」は、7つに分かれているカエデの葉をイロハニホヘトと数えたことから呼ばれるようになりました。

●なぜ「もみじ」というの?●

「もみじ」は、揉んで紅く染め出すという意味の「もみ」が語源。「もみづ」は赤や黄色に色づく様子をあらわす動詞でした。いつしかこれが名詞化して「もみじ」となったといわれています。
日本では古くから紅葉の美しさを愛で、自然の素晴らしさに感動し、古歌や俳諧に紅葉を詠んできました。そのためか紅葉には異名がたくさんあります。妻恋草や色見草などは、何とも風情のある名です。また、秋を運んでくる女神の竜田姫にちなんで、竜田草という素敵な名前も持っています。竜田姫は平城京の西の位置にあたる竜田山に住むといわれる伝説に登場する美しい女神。竜田山は、現在でも紅葉の名所として有名です。

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